沖縄県初の公立美術館開館

1990年02月

琉球王朝時代、政治、経済、文化の中心として栄えた沖縄県浦添市に、1日、沖縄県で初の公立美術館として浦添市美術館(浦添市字仲間1330)が開館した。琉球建築をとり入れた外観を持つ同芸術館は、約300点の琉球漆器に加えて周辺の漆工品も収集し、漆芸を収集方針の柱とする予定。

アセアン文化センター開館

1990年01月

東京渋谷に10日、アジア文化の総合的な紹介を行なう国際交流基金アセアン文化センター(渋谷区宇田川町34-5)が開館した。同館は、海外への日本文化に努めてきた国際交流基金(ジャパン・ファンデーション)が、日本へのアジア文化紹介を目的に設立したもので、過去の文化遺産のみならず、広く現代の美術、演劇、映像文化などの紹介を行なっていく予定。

第25回昭和会賞決定

1990年01月

第25回昭和会賞受賞者が31日の選考委員会で決定した。昭和会賞には村田睦夫「赤い室内」、林武賞にかえて新たに設けられた笠間日動美術館奨励賞には鷲崎直子「暁」、優秀賞に筧本生「市場のカフェ」、増田清志「反照の中で」が選ばれた。昭和会賞展は、2月1日から8日まで銀座日動画廊で行なわれた。

第31回毎日芸術賞決定

1990年01月

第31回を迎える毎日芸術賞受賞者6名が1日発表され、美術関係者では、彫刻の豊福知徳(昨秋の個展に対して)、建築の谷口吉生(「東京都葛西臨海水族園」の設計に対して)が受賞した。

ポーランドに日本美術センター設立へ

1990年01月

ポーランドの古都クラクフ市に、同市の国立博物館が所蔵するフェリックス・ヤシェンスキーの日本美術コレクション(1880年代にパリで収集)などを展示する日本美術センターを設立する計画が、実現に向けて動き始めた。この構想は、2年前に京都賞(稲盛財団)を受賞したポーランドの映画監督アンジェイ・ワイダが提案し、賞金4500万円を設立資金として寄贈することを表明したことに始まる。このほどポーランドを訪問した海部首相が、計画を日本政府として側面から支援することを表明したことから、日本の財界によびかけての募金構想が浮上してきたもの。

朝日賞決定

1990年01月

平成元年度の朝日賞7件8氏が1日発表され、美術関係者では、洋画家三岸節子(60余年の剛直な画業と女性画壇の向上に努めた功績)、美術史家林屋辰三郎(日本史および日本芸能文化史の研究における業績)が選ばれた。